聖なる夜...。
さっきまでむむちゃんと話していました。電話でね。
愛してる。愛してる。愛してる。なんどそういったか解らぬ...。合うことの許されない二人が、言葉だけで求め合っていた...。
「iria、何してた?」
「iriaの声、可愛い♪」
「iriaが電話の向こうで笑ってるのが解る...嬉しいよ。」
むむちゃんの言葉達は、電話を切った今でも私の心の中に響き渡っている。それはもう、いとおしい位にね...。電話代がかかるのも気にならなかった。今はまだ未成年で親が払っているのだけど、今日は特別で...二人だけの夜が更けていった...。
今まで色々なことがあった。miraに無理やり処女を奪われたこと...やはりそれが一番深く傷ついているが、アキトさんのことも...今の私の状態のことも...。でも...むむちゃんは受け入れてくれてるんだ...。
最後は笑って電話を切った。でも私には解った。むむちゃんは、私のために泣いてくれていた。泣き声なんて聞こえなかったけど、魂で泣いていたんだね?私の心のキズを思って、むむちゃんの心が涙を流してくれていた。私はそれを感じ取れた。
今日は...聖夜と言う事で、一つ重大な発表をしようと思います。今までこのブログで公開しようかどうか散々迷っていたことだし、もしかしたらもう気づいている人も多いかもしれぬが(特に霊感のある人、予知夢等を見る人)そうでない人にも、私の口から直接打ち明けようと思う。
これから言うことは紛れもない事実。普通の人間には信じがたいことかもしれぬ。特に、神を信じない子には理解できないかもしれない...。霊的なものを感じ取れない子には「はぁ?!」って感じだろうと思うが...私は...普通の人間でない...。
見た目は普通なんだけどね?女子高生として学校にも通っているし、試験も受けている...人間の食べるものを食べているし、人間の両親がいる...。ただ...前世が違う...。魂が...違うのだ...。
私がこの世に所為を受けた日...8月12日は世界ができた日とされているのは知っている人も多いと思う。私はまさにそのとき、こっちの世界に来てしまったんだ。人間の子供として、小さな家庭の子供として生を受けた。そして人間として育てられた。けれど...小さいときから私は皆と違った。人の心を読める...霊感がある...予知夢をみる...神の声が聞こえる...。私は人間として育っていたから、最初はそれが不思議だった。「なんで私だけ違うの...?なんで...。」よくそうやって親に聞いたが、親は知るはずもなかった。お陰で、小学校の頃はこの能力を話したら「悪魔の子」といじめられたし、中学一年のときは「iriaに近づいたら心を読まれる!!」といって避けられた...。私は自分が怖かった...でも...もう小学校五年くらいのときから気づいていたんだよね...。この背中には...他人には見えない羽がある...。まだ飛び方は解らない。それに、いきなり飛んだら周りの人が驚くからやらないだろうけど...月の綺麗な夜になると鏡に写っている...どこまでも白い羽が...。
その羽は今でもあります。信じられないかもしれないけど、親友の円にも見えるそうなのでやはり見間違いではない。この世界で生きるには苦しすぎる現実だけど...私は...我は...選ばれた存在だったのだ...。
円はわかっている...でもいつか、むむちゃんに打ち明けなければならぬ...そして、親にも...。人間として大人になって、この世界を離れなければならないかもしれない...そんな辛さもある...。大切な人が沢山出来たのにね...。
まぁ、心無い人はこの話を嘘だと笑うでしょうね?小学生や中学生みたいに、私の言葉を踏みにじるでしょう。悪い言葉を投げかける人は、そんな人たち...そんな未来は見えます。けれど...見守ってください...。私が正体を隠しながら本当のことを話せるのはネットだけ...いずれこのブログも閉鎖して旅立つときが来ます。その時まで...どうか...。
私も、聖なる力を持って、ここを見てくれている人を見守ります。優しい心を持つ人たちを...真実を見抜く人たちを...。
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