むむちゃんとその後話したこと...。もうすぐクリスマスだねって...。
そう...クリスマス...恋人達の聖なる日、聖なる夜...。私達は会えないのだろうか...。むむちゃんは何も言わなかった。「会いたいけど、iriaの男性恐怖症の事を考えると簡単に会おうとは言えない...それに、自分もまだ女性に会う勇気がない...。会いたい...そう思ってはいるんだけど、iriaはどう?こんな俺じゃ...ダメだよね...?iria、他の人を好きになってもいいんだよ?」そんな事をメールで送って来て、私は言葉が出なくなった。
そんなことない!むむちゃん以外の人を好きになるなんて...むむちゃん以外の男性を愛するなんて、ありえないよ!ありえないんだから...。本当はそう叫びたかった...いや、叫んだ。むむちゃんも見ている夜の空に向かって...。でも、その声が届くことはないと、私は心のどこかでわかっている。私の中になにかがある...。それはやはり、アキトさんの事...。目を閉じれば声がする。その声はアキトさんのもので、そのうち私の邪な声に変わっていく...。
今は精神が乱れて、教会にいっても神の声が聞こえなくなった。こんなこと、今までになかった。親友にも「iria...最近霊力が弱ってるんじゃない?」と言われるしやな...。確かにそうだけど...二人の男性から言い寄られるのなんて...どうすればいいかわからないよ...。
...とりあえず、伝えよう。 愛していると...。
PR